日本カント研究 第15号

シンポジウム カントと日本国憲法
 シンポジウム 趣意 寺田 俊郎
 日本国憲法における定言命法と仮言命法 小野原雅夫
 カントと日本国憲法をつなぐ 杉田 孝夫

共同討議I 道具的実践理性
 共同討議 I 趣意 宇佐美公生
 道具的実践理性について 銭谷 秋生
 道具的な実践的要請の根拠 成田 和信

共同討議II 自己触発論
 共同討議 II 趣意 木阪 貴行
 運動としての自己触発 中野 裕考
 カント自己触発論における「私の現存在の規定」― 内的経験への問い 久呉 高之

公募論文
 メンデルスゾーン美学における「混合感情」の射程― 「完全性の主観化」から「崇高」の感情へ 山蔦 真之
 メンデルスゾーンにおける「ヒュームの問題」― ズルツァーを仮想敵として 藤井 良彦
 自由な Willkür の自由― バウムガルテンからカントへ 檜垣 良成
 寛容の先へ― 「宗教的寛容」に対するカントの応答 上杉 敬子
 「物質は substantia phaenomenon である」― カント自然科学論における実体の問題 嶋崎 太一
 『基礎づけ』第三章における自由概念の演繹 池 田 準

書 評
 W. ケアスティング著 舟場保之・寺田俊郎監訳『自由の秩序― カントの法および国家の哲学』 小谷 英生
 瀬戸一夫著『カントからヘルダーリンへ― ドイツ近代思想の輝きと翳り』 大橋容一郎
 手代木陽著『ドイツ啓蒙主義哲学研究― 蓋然性概念を中心として』 田山 令史

海外学会報告
 第二十三回世界哲学会 河村 克俊
 マインツ大学研究会 「カント『純粋理性批判』第二版(一七八七)における純粋悟性概念の演繹」報告 山蔦 真之

 日本カント協会 2013 年度会務報告
 機関誌の原稿募集
 日本カント協会濱田賞応募について
 日本カント協会への入会のお勧め
 執筆者一覧
 欧文要旨