日本カント研究 第6巻
「カントと今日的射程」

超越論的哲学における自己認識の問題―「パラロギスムス」章の自我論に即して
綜合性とアプリオリ性再考―カント批判哲学の今日的一射程
理性批判と実証科学の協働可能性
コスモポリタニズムとポストコロニアル理性批判
「自然に対する義務」と「自然に関する義務」―カント義務論の環境倫理学的再検討
カントにおける自由と道徳法則―「両立可能論」からのもう一つの道徳理論の可能性
晩年における「アプリオリな実践的総合命題」―なぜ“法の定言命法”は「定言命法」と呼ばれなかったか?
「真と見なすこと」と理性信仰
第一アンチノミーの時間論
理性の要求に応じる判断力の使用―趣味判断を下すとはどういうことか
書評
海外学会報告〕